初めての転職面接、緊張しますよね。
でも事前にしっかりと準備をしておけば、緊張も少し和らぐので、必ず準備をしましょう!
この記事では、20代後半〜30代の時期に転職を経験した筆者の経験談を元に
転職面接の事前準備について紹介していきます。
これから転職面接を受けられる方にぜひ読んでいただければと思います。
面接前の事前準備3つ
事前準備は主に下記の3ステップです。
書類選考が通過したらすぐに取り掛かりましょう。
- 企業研究&面接での回答作成
- 面接練習
- 面接場所の下見
企業研究および面接での回答作成はセットで行います。最も重要な工程です。
その後、それを元に声に出して練習をします。
当日慌てないように面接場所の下見も行っていると、落ち着いて面接に臨めるでしょう。
各ステップについて紹介していきます。
企業研究&面接での回答作成
企業研究は主に、企業Webページと求人票を読み込むことで行っていました。
また、面接まで時間がある場合や、志望度が高い場合は、SNSで検索した記事や投稿にも目を通しておくといいかもしれません。
逆質問などで役立つ場合があります。
そして、企業研究での知識を元に面接での回答は事前に作成していきます。
以下の項目は転職面接で必ず聞かれる項目です。
- 自己紹介
- 志望動機
- 転職理由
- 入社したらなにをやりたいか(キャリアパス)
- エピソードを含めた自己PR
- 逆質問
筆者の場合、この項目ごとに回答のカンペを作成していました。
1つずつ細かく解説していきます。
自己紹介
「○○と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。」から始め
職務経歴を簡単に紹介しましょう。
筆者の場合「××会社で○○(製品)の営業を×年間しております。」という紹介の後
拡販するためにどのようなことを意識して営業活動を行ってきたか を簡潔にアピールしていました。
最後は「本日はどうぞよろしくお願いいたします。」で締めくくります。
自己紹介は受ける企業によって内容を調整する必要がないパートではありますが
アピール部分は企業によって、変更をしてもいいかもしれません。
またアピールした部分は、後々深掘り質問がくるかもしれないので、詳細なエピソードトークも考えておきましょう。
自己紹介は、慣れてくるとお経のように唱えられるようになってきますが、早口にならず
相手の様子を見ながらスピードを調整して、唱えるのではなく”話す”ことを意識しましょう。
志望動機
志望動機を考える手法は大きく2つあります。
1つ目は、企業のWebサイトを研究して、企業理念などから共感できるキーワードを抜き出し、
そのキーワードから連想される自分のオリジナルエピソードを考えていく方法です。
「御社の○○という企業理念に共感したためです。なぜかと言うと〜(オリジナルエピソード)」のような構成で話せると
事前に企業研究をしてくれているんだなと好印象を持ってもらえると思います。
2つ目は、その企業の製品のファンである場合にのみ有効ですが、推し製品に関連したオリジナルエピソードを用意する方法です。
「御社の○○という製品の大ファンです。なのでそれを世の中に広めたい/一緒によりいい製品にしていきたいと思っています。なぜかと言うと〜(オリジナルエピソード)」のような構成で話せると
情熱が伝わり、印象に残りやすくなると思います。
転職理由
人によって転職理由は様々ですが、多くが不満からきていると思います。
ですが、前職の愚痴などネガティブなことを話すのはNGです。
上司と合わなかったことが直接の原因だったとしても、他の要因があるはずです。
あくまでポジティブに変換し、志望動機との関連付けも意識しながら考えていきましょう。
自分が努力しても達成することが難しかったことが望ましいです。
業界の流れや社風などが原因で、自分が望むことをできなかった というストーリーが考えやすい1つの例かなと思います。
また、転職理由と志望動機は対になっているため、
企業研究→志望動機→転職理由 の順で考えると、一貫した流れが作りやすいと思います。
志望動機=「前職では達成できなかったことを達成したいから」
「前職では達成できなかったこと」=転職理由 という構成になっていることを確認しましょう。
入社したらなにをやりたいか(キャリアパス)
入社してからどんな風に活躍していきたいと考えているかを伝えます。
入社した後の姿を思い浮かべてもらえるように、回答を考えましょう。
求人票に求められる人物像や業務は書かれているので、それを膨らませていくと考えやすいと思います。
合わせて企業のWebページでも知識を集め、反映させるようにしましょう。
前職での経験を元にこういうことができるというエビデンスもおりまぜながら話せるとより良いですね。
エピソードを含めた自己PR
「あなたの強みはなんですか?」と簡潔に聞かれる場合もありますが、
この類の質問のされ方としては、文言は違えどほとんどが以下の2つです。
- 仕事で一番大変/失敗したエピソードを教えてください
- 仕事で一番の成功体験を教えてください
この2つへの回答は企業ごとに内容を調整しなくてもいいと思うので、少なくとも1つずつは用意しておきましょう。
この質問で面接官が聞きたいのは、実績ではなく過程と、強みは何なのかです。
「××した時のエピソードなのですが、〇〇(強み)を発揮して乗り越え/成功しました。〜エピソード〜」と
結論(強み)から話し始めると伝わりやすいです。
また、失敗エピソードは何を学び、どのように乗り越えたかまでを話しましょう。
成功体験に関しても、どのように努力したから成功できたなど過程の部分を語るようにしましょう。
逆質問
最低でも3つは考えておきたいです。
筆者が聞いてよかったなと思った質問は以下のようなものです。
- 異業界からの転職者に求められることはなんですか?
- どのようなスキルを持った方が活躍していると考えられますか?
- 営業職の人事評価は、どのようなところを重点的にみられますか?
- 御社で働かれている中での魅力はなんですか?なにが面白いと感じられますか?
- 御社の強みと今後の課題は何と考えられていますか?
こちらのやる気が伝わると同時に、回答する面接官からその企業のやりがいや社風が伝わってくるので、社風を聞き出したいと思っていた私にとっては便利な質問でした。
また、入社したら自分の上司になる方が面接官の場合は、現場の雰囲気を掴むために
採用部署の構成人数/年代なども聞いていました。
この他にも求人票を読んで、業務内容で疑問に思ったことも質問していました。
例えば、営業先の新規/既存比率などです。
面接練習
本番までに実際に話す練習をしておきます。
ちなみに回答は作成しますが、丸覚えをするのではなくポイントを覚えるようにしましょう。
そうでないと原稿を読んでいるかのように聞こえてしまいます。
また、口に覚えさせるという意味でも、必ず声に出して話す練習をしましょう。(カンペも見ない)
頭の中で反芻するだけと声に出して練習しているのとでは、本番での出来が大きく異なります。
また、可能であれば、いきなり第一志望の企業を受けるのではなく、志望度が高くない企業で一度練習する方がいいです。
いくら練習をしていても面接独特の空気感・緊張感があるため、場に慣れておくことも大切です。
面接場所の下見
意外と抜けてしまいますが、時間が許せば下見することをおすすめします。
面接直前の気持ちの落ち着き方が異なります。
対面での面接の場合は、その会社に行くことになりますが
オフィス街だと似たようなビルが立ち並ぶ中でどのビルなのか、ビルの入り口はどこかなど
余計なところに神経を使わないでいいように事前に見ておきましょう。
オンライン面接の場合は、自宅の場合が多いかもしれませんが、
筆者は個室付きのネットカフェをよく利用していました。
行き方はもちろん、面接当日が初めての利用とならないように事前に利用しておきましょう。
まとめ
転職面接の事前準備を3ステップで紹介しました。
- 企業研究&面接での回答作成
- 面接練習
- 面接場所の下見
特に企業研究と面接回答作成にどれだけ時間をかけられるかがポイントになると思います。
これから転職活動をされる方の参考になれば幸いです。
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